日本の不動産取引では敷金と礼金という「しきたり」があります。最近はゼロというケースも増えましたが、部屋を契約する際には、敷金や礼金を支払う前提で考える必要があります。
敷金礼金は数ヶ月分の家賃にあたるので、当然初期費用を高額にする要因です。できれば敷金や礼金を支払う必要のない物件を見つけたい、と考える人が多いのはあたり前と思います。
敷金や礼金がゼロの物件は理由を尋ねる
一方、敷金や礼金を払う必要がない物件は少なからず存在しますが、これらの中には何か問題を抱えた物件の場合もあるようです。実際に問題があるかどうかは判りませんが、相場よりも明らかに家賃が安い、敷金・礼金がゼロ円の物件は、契約前にその理由をたずねることを怠らないようにしましょう。問題があるので敷金礼金ゼロの物件の場合、トラブルが起きる確率は格段に高くなります。もちろん単純に安くしているケースも多いので、そのような場合には「お値打ち」と考えて「買い」でOKです。
敷金に関しては、居住状態次第ですが、退去時にいくらか返還されることもあります。敷金ゼロの場合、修繕費用として思わぬ金額の請求を受けることもあるので、できるだけ敷金が含まれる物件を探すのが賢明と思います。
礼金ゼロの物件について
礼金については、時代の流れで「しきたり」がゆるんでいるのか、入居する時期によって、あったりなかったりすることがあります。これはどうやら季節的なものがあるようで、大学生や社会人の新生活ラッシュの時期にあたる、12月から3月の間は礼金ゼロの物件は少なくなるようです。逆に、それ以外の時期には、入居希望者を誘致する目的で礼金ゼロとする大家さんもいます。なので、引っ越す時期を選択できる人は、引越し者の多いシーズンを避けるのが、安く引っ越す方法と言われるのはこのあたりの事情もあります。
引越しでは、敷金や礼金以外にも、いろいろと費用がかかります。部屋の雰囲気が気に入ってもその場で契約するのはNG。これから、実際に生活していく部屋ですから、見積もりを検討したり、気になるところを不動産会社に問い合わせるなどして、納得してからサインをしましょう。